【マーケティング】 1.1 企業活動におけるマーケティング機能の位置づけ
1.1 企業活動におけるマーケティング機能の位置づけ
ポイント
・マーケティングの役割とは
・なぜまそのような役割が求められるのか
マーケティング機能に求めれられているもの
企業は開発、生産、営業、人事など
様々な部門の集合体です
しかしマーケティングは
それらの各部門と並列で
並べるべきものではありません
顧客を満足させるように
顧客のニーズを明確化し
各機能は指揮し
コーディネートしていくとが
マーケティング機能に
求められていることです
マーケティングは
ビジネスそのものであり
顧客の満足を最大化することが
企業の永続発展の源泉であり
マーケティングの機能が
ヒトモノカネ情報の
経営資源を有機的に結びつけて
顧客に最も高いベネフィットを
与える製品をタイムリーかつ
継続的に提供し続けるための
総合調整機能を果たしています
マーケティングの調整機能を見る
以下にマーケティングと
その他の部門の関係をまとめます
研究・開発とマーケティング
ときに技術者本位の発想に偏りがちであるため
顧客から集めた様々なニーズと将来的な期待を
研究・開発部門にフィードバックし
具体的な製品にまとめ上げることで
顧客満足に繋がる
製造部門とマーケティング
生産計画にはマーケティングによる
販売予測データが不可欠です
売れない製品の作りすぎや
売れる製品の品切れは
顧客満足に影響します
また顧客が満足感を得られる
価格を実現するためには
製造コストをあるレベルに
抑える必要があります
これ以外にも
常に製造部門と
マーケティングの密接な
連携は必要です
デザイン部門とマーケティング
製品デザインが製品価値に
占める割合は少なくない
企業によっては
デザイナー個人を全面にだすことで
顧客に製品へのこだわりを
アピールするケースも有る
物流部門とマーケティング
物流は企業活動上
重要な一角を占めている
企業は単に良い製品を
顧客に提供するだけではなく
それが適当な時期に
適当な場所に適当な量で
配置されるように
調整する必要がある
販売部門とマーケティング
販売部門が顧客と接点を持てるかどうかは
顧客満足に直結する問題です
マーケティングを推進していくには
売上重視の風潮に
流されないようにしながらも
協力な販売力を構築・維持し
顧客満足度を高めるという
課題に挑戦しなければならない
購買部門とマーケティング
購買活動は直接的に
コストや品質に影響します
どんなに顧客ニーズを捉えたところで
そのニーズを満たせるだけの
製品・部品や原材料を仕入れることが
できなければ顧客満足は得られないからです
財務部門とマーケティング
いいアイディアがあっても
金融市場から必要な資金を
調達できなければビジネスチャンスを
逃すことになります
どのタイミングでどれだけの
資金が必要になるのかを
入念に打ち合わせる必要があります