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【事業戦略】四章その2 基本戦略1コストリーダーシップ戦略 

ポイント
・3つの基本戦略とはどのようなものか
・コスト・リーダーシップ戦略の進め方・リスク・注意点はどんなものか

3つの基本戦略

戦略の目指すところは
競争優位性の確立とその持続だ
ポーター博士は競争優位を築く戦略として
コストリーダーシップ戦略
差別化戦略
集中戦略
この3つの基本戦略を上げている

究極的には
業界内における
自社の相対的コスト地位、
差別化の程度、
戦う戦略ターゲットの範囲が
鍵となる

基本戦略が明確になっていない
あるいは一貫性を書いている現状では
企業文化もあいまいとなり
社員の行動規範や士気にも
影響を与えかねない

コストリーダーシップ戦略の基本的考え方

企業が事業規模を
拡大することにより
実現される規模の経済性と
経験効果を機軸として
業界の最低コストを実現し
低コストの王者として
市場価格の決定権を握り
価格競争をしても
最後まで黒字経営を
維持できる体質を
築くことを目指すものだ

コストリーダーシップを
発揮するための好循環は
投資

価格戦略

市場シェアの向上

低コストの実現

利益率確保

再投資

コスト優位性を築き自足させるための施策

コスト推進要因

低コストを実現するために
大量生産だけに目が行きがちだが
規模だけがコストリーダーシップの
源泉ではない

コスト推進要因の診断項目
・規模の経済性
・週重度とその伝播
・キャパシティ活用
・連結関係
・相互関係
・統合
・タイミング
・他の推進要因と無関係な政策選択
・ロケーション
・制度的要因

コスト優位性を築く方策

自社が相対的に
どの程度コスト面で
優位な地位にあるかは
コスト推進要因に対する
自社の対応力と
自社の価値連鎖と
競合他社の価値連鎖との
差異によって決まる

コスト優位性を築くために
つぎの2つの方策を取る必要がある
・自社のコスト推進要因を診断し
トータルコストに大きな部分を占める
価値創出活動のコスト推進要因を有利に動かす
・より高い価値を創出できる
効率の良い価値連鎖に再編成する

なお価値連鎖の
再編成の方法としては
次のものが挙げられる
・生産工程を変える
・異なったオートメーション方式を採用する
・間接販売から直接販売に変える
・新しい流通チャネルを採用する
・新しい原材料を使用する
・統合の利点を検討する
・新しい広告媒体を採用する

コスト優位性を維持させる方策

競合他社に模倣されないだけの
参入障壁、撤退障壁がある場合
コスト優位性は持続されやすくなる

一般的に他の要因よりも
持続力が高いとされる
コスト推進要因は次のようなものがある
・規模
シナジー
・習熟度
イノベーション

コストリーダーは
通常相互に作用し価値を
高め合ういくつもの
コスト優位性を蓄積して
活用しているものだ

コストリーダーシップ戦略のリスク

コストリーダーシップの
リスクとして次のようなものがある
・技術革新により過去の投資や習熟が無駄になってしまう
・新規参入者が模倣や最新設備への投資に物を言わせ低コストで経験を習得する
・コスト低減にのみとらわれ、製品やマーケティング面での市場変化を見落としてしまう

またリスクと同時に
この戦略がどのような
じぎょうにも有効であるとは
限らないという点は
注意しておかなければならない


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