嫌われる勇気④コンプレックス
④コンプレックス
コンプレックスは劣等感ではない
例えばマザーコンプレックス(マザコン)
親に対する倒錯した対抗心
倒錯(トウサク)・・
逆になる、または逆にすること。ひっくり返ること。ひっくり返すこと。
本能や感情・徳性の異常により、社会・道徳にそむく行動をすること。
劣等コンプレックス・・
自らの劣等感をある種の言い訳に使い始めた状態
ex学歴が低いから成功できない
人は「見かけの因果律」によって
劣等コンプレックスを抱いてしまう
見かけの因果律とは
本来はなんの因果関係もないところに
あたかも重大な因果関係があるかのように
説明し納得してしまう
劣等コンプレックスを持つ人は
AだからBできない
Aさえなければ私は有能であり価値がある
をう言外に暗示していることになる
そうなると優劣コンプレックスに陥る
劣等コンプレックスに耐えられなくなり
安易な脱出方法に陥る
それが優劣コンプレックス
あたかも自分が優れているかのように
ふるまい、偽りの優劣館に浸る状態
権威付けをしてしまう
経歴の詐称で自分が特別な存在にみせたり
指に必要以上の指輪をつけてみたり
わざわざ言葉にして自慢話をしてみたり
もしも自慢話する人がいれば
それは劣等感を感じているから
劣等コンプレックスと優劣コンプレックスは
言葉こそ正反対だがつながったもの
もう一つのパターンとしては
不幸自慢をして特異な優越感におちいること
不幸であることで特別であろうとし
不幸であることの点で人の上に立とうとする
不幸話をすることで
他社ははれ物に触るように
大事に慎重にあつかうようになるから
自らの不幸で相手を支配しようとする
弱さで相手を支配しようとする
赤ん坊は支配するが支配されることはない
ただ不幸を特別になるための武器に使っている以上
その人は一生不幸を必要とする人生になる
