嫌われる勇気①目的論
①目的論
トラウマは存在しない
いかなる経験も、それ自体では成功の原因でも失敗の原因でもない
われわれは自分の経験によるショック(いわゆるトラウマ)に苦しむのではなく
経験の中から目的にかなうものを見つけだす
自分の経験によって決定されるのではなく、
経験に与える意味によって自らを決定するのである
我々はみな、何かしらの目的に沿って生きている
それが目的論
例:喫茶店で本を読んでいるときにウェイターに水をこぼされて大声を出して怒鳴った
原因論⇒ウェイターがこぼしたから思わず大声で怒鳴ってしまった
目的論⇒大声を出すためにウェイターに起こった
怒りとは出し入れ可能な道具
大声を出すために怒りという道具を使ったというのが目的論
人間は変われる存在
原因論に基づく価値観ではなく目的論において
「人は変われる」ことを前提に考える
「大切なのはなにが与えられているのかではんく、
与えられたものをどう使うかである」
自分が今不幸だと感じるならば
自らの手で不幸であることを選んだから
ライフスタイルが先天的に与えられたものではなく
自分で選んだものであるなら、再び選びなおすことも可能
自分が変われないと思うのは
自らに対して変わらないという決心を下しているから
それはいろいろと不満はあっても
このままの私でいることのほうが楽だから
アドラー心理学は勇気の心理学
幸せになる勇気をもてるかどうか